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浜北医療生協に就職した理由
2011年に浜北医療生協に中途採用され12年経ちました。労組そよかぜの代表に選ばれた機会に、なぜ医療生協で働きたいと思ったか初心をふり返ってみたいと思います。
2007~2010年、短い期間でしたが祖父母宅に同居していました。そこで主介護者として「人生の最終段階」の濃厚な介護を経験しました。6~7時始業の仕事をしていたので、新聞配達の音で目覚め、朝・昼の2食を用意し、ヘルパーさんへメモを書くのが日課でした。睡眠を十分とれず、辛いと感じる余裕もないくらい必死でした。
祖父母と交わした言葉、ご近所・親族の関係と葛藤、たくさんの介護従事者との出会いがありました。ふり返ってみるとすべてが宝物になっています。
医療生協の中途採用のはなしを聞いたとき、自分のように何もわからず困っていた人を、今度は助ける側になれる、そう思いました。
伏線がもう一つありました。阪神淡路大震災で被災した病院の記録『不眠の震災病棟』を読んだ記憶です。間違いなく影響を受けました。(兵庫には医療生協が5つあり、1万人の赤ちゃんを取り上げるほどの病院があって、この本に登場します)
浜北医療生協労働組合は「そよかぜ」という愛称がくっついたユニークな組織名で、とても気に入っています。100人を超す職員が、建屋・職場・就業形態もバラバラで働いています。労組そよかぜは、木々のなかを吹きぬける「そよかぜ」のように思いを届けられる存在です。
浜北医療生協で働くみなさん一人ひとりに、この仕事を選択したきっかけと、ここで働く理由があると思います。みなさんがかけがえのない存在として輝ける職場を、一緒に作りましょう。
(2023年4月 ニコニコ通信試験号)
